ペトラ遺跡は、ヨルダンにある世界遺産です。2000年以上前に定住していたナバテア人が、切り立つ大岩の中に築いた大都市で、1985年に世界遺産に登録されました。2007年には新・世界七不思議にも選出されています。
ペトラ遺跡は、死海とアカバ湾の間にある渓谷にあり、死海から約80km南に位置しています。標高950メートルの山岳地帯で、砂岩の岩が太陽の光を受けて温まると赤みを帯びてローズ色へと変化します。このため、別名「薔薇(バラ)色の都市」とも呼ばれています。
ペトラ遺跡は、人が暮らす町ではなく、死者のために造られた町(墓地)です。これまで宝物殿として考えられていた「エル・ハズネ」も、お墓として造られたものだとわかっています。
ペトラ遺跡は、ヨルダン最大の観光名所で、入場料は50JD(10500円)と世界で一番入場料の高い世界遺産となっています。

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